開業環境
(1)診療所数の推移(全国)

(2)診療所数の増加数(近畿地方)

- 診療所数は一般診療所・歯科診療所とも毎年増加、今後とも増加傾向が予測されます。
理由は下記によるものと考えられます。
- 進む開業医の高齢化
昭和50年/54歳→平成17年→59歳
在宅医療強化策により、診療所にはフットワークのある若手医師が求められています。
- 病院病床の減少に伴う勤務医ポストの不足
病床数:平成5年/168万床→平成17年/163万床
今後は、平均在院日数短縮策、機能分化策により、病院病床は加速度的に減少することが予想されます。
- 新医師臨床研修制度導入による大学医局制度の流動化
- さらに着目すべき点は、平成15年から16年の1年間で一般診療所で3,344件、歯科診療所で2,100件の新規開業があったことです。従って、引き続き新規開業は追い風環境にあると言えます。
しかしながら、少子高齢化、人口減少予測などにより、競争の激化が想定されます。
従って、明確な経営ビジョンのもと、いかに競合医療機関との差別化を図るか、が成功のポイントとなります。
開業成功のポイント
- 確固たる意思
新規開業は、雇われの身から経営者に転進することです。つまり、先生の努力がそのまま成果につながる反面、リスクもすべて負うことになります。従って、患者様に、地域にどのような医療を提供することによって成功するのか、という明確なビジョンを持つことが必要です。一度先生ご自身が開業して成功している姿をご想像されてみてはいかがでしょう。
- ご家族、周りの方々の同意
ご家族(特に配偶者)は、一般的に変化より安定を優先されます。先生が後顧の憂いなく成功されるためには、ご家族や周りの方々の同意をとりつけることが必要です。ご家族を先生の応援団に!
- パートナーの選択
開業の主役はあくまでも先生ご自身です。しかしながら、開業まで様々な業務・手続が発生します。従って、開業後も安心してお付き合いできる専門家をパートナーとして選択されるのが良いでしょう。
新規開業のメリット・デメリット
(1)経営(経済)的観点
| メリット |
デメリット |
- 一般的には、勤務医より所得は多くなる。
- 医師としての努力がそのまま所得の増大につながる。
- ご自身の裁量で経営方針を決定できる。
- 老後の準備、事業承継等の具体的な計画が立案できる。
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- 経営に失敗した時のリスクをすべて負うことになる。
- 管理業務が煩雑になる。(医療法関連、施設の維持、人事等)
- 人付き合いが煩雑になる。(従業員、業者、監督官庁、近隣等)
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(2)自己実現(スキル、事業拡大等)の観点
| メリット |
デメリット |
- 真に望む医療の展開が可能である。
- 自分の時間をコントロールできる。
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- 診療活動を死守しなければならない。(休めない)
- 事業拡大等を行えば当然投資リスクがともなう。
- 結果的に専門分野に集中できない。(提供できる医療に限界)
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一般的開業特性

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